Mitsu Surfboard Design

2014年01月04日(土)

”THE ONLY ONE” WORLD [Blog]

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巻いてる最中のCrystalのNEW BOARD. パッと見では分からないけど いつもとは一味違うSHAPE.

ちょっと前に彼女から ”パフォーマンスボードに乗り飽きたから なんか違うのが欲しい”

94−22.75−3.25 エッジなしで BIG HIP TAILは、16”近いワイドバージョン。

深いことは考えず彼女のFEELINGを感じてその時のノリでアドリブたっぷりの100% HAND SHAPEで仕上げてみた。

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こちらは 年末OPENしたばっかりの東京国立のZIPSEAのSHO39ちゃんのボンザー仕様のシングルフィン。

コレもサイズなどは指定されたものの その日の思いつきで 100%HAND SHAPEしてみた。

SHAPEを始めて13年が経ち、より多くの人に より早く より完成度の高いモデルを乗ってもらいたいと 思うが為にマシンシェイプを続けてきましたが 今年はもっとハンドを増やしたいなと思っています。

この10年間の何千本ものデータの蓄積で 自分と乗り手が求めてきた 多種多様なボードデザインおよそ20種類は ほぼ完成に近くこれ以上のデジタル化は必要ないかなと。

ただやってる人にしか分からないけど このマシンは、けして簡単なものではなく 失敗を重ねて寝る時間を惜しみながら 10年以上追求してきた 努力の固まりです。 楽をするためではなく よりよいものを探求するための道具でしかない事を分かって頂きたいものです。 

それでも なんとなく限界が見えてきました。 マジックボードのSHAPEだけは95%以上は、再現できるのですが それ以上は、素材自体の違い、巻き、重さ、しなり、バランス、波,乗り手の状態などなど コントロールできない要因が多すぎて結局 100%の再現は不可能。

(GENKIには、何年も数え切れないくらいのボードを作ってきたけどマジックは、年に1本あるかないかだったし、自分のボードはもっと作ってるけど それでも年に1本くらいのマジック気味ボードがあるかないかと言う事実)

だったら 最初から このサーフボードは、最初から 
”THE ONLY ONE” 人間と一緒 誰一人同じなんてありえないことを認めて 一発勝負!して行こうかなと。

”ハズレ”を作らないように ビビッていた自分が今までいたことも確かにあるけど コレだけ毎日やってるんだから 何がどうあるべきかは 見えてきているつもりだし。


自分としてもシェイプ自体を100%楽しみたいし 乗り手にもそのアドリブ度を求めているならたっぷり堪能してもらいたい。 


実際に モノが溢れるこの時代だから 多くの人が他人と違うものを持ちたがる時代なのかもしれない。

そんな欲が生まれてきた。

(ちなみに このZIPSEAは、今後100% HAND SHAPEを提供して行く事に 決定しました。) 

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実は まだ持ってる クラークフォーム!
ハンドで何作ろうかな〜?

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コレも昨日 思いつきで出来た 指輪。 絶対に同じものは出来ないでも それこそが ARTなのかな。

大量生産は 中国に任せて 俺にしか出来ない仕事をこれからしていきたいな。

それでもやっぱり 自己満では終わりたくない その味を乗り手にも分かってもらいたいと願いつつ。。。

そんな事を思いながら 仕事始めの今日 HOLO酔いの 1月3日 2014年です。

今年もヨロシクです。

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同じ指輪だけど 逆から見ると こんな。

綺麗だけど 2度と作れないだろうな。

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