Mitsu Surfboard Design

2019年02月13日(水)

サーフボードマニアの為のめんどくさい話 Out line 編 [Blog]

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さて 一部の人達に昨日の記事が 好評だったので引き続き今日もサーフボードについて語りたいと思います。

そして 今日の課題はアウトライン。

ブランクとなる素材が決まったら 次は長さを含めてアウトラインを決ます。

ここ数日 常連さんを含めて新規のお客さんからNEW BOARDの依頼が来ていますが 私の第一声は ズバリ ”今回は どんなアウトラインを考えていますか?” と切り出します。

特に ノーズの形。 どの程度尖ったものを求めているのかを知りたいんです。

ちなみに近年 尖り気味のボードは中古でも売れない傾向にありますが何故なのかを 辿っていくと混雑やパワーのない波に出くわすことが多いため 誰よりも早くテイクオフしたい願望から 丸いノーズの癒し系を求めているからでしょう。

実際に ノーズを広くすることで表面積も増えるため パドリング時から前のめりにポジションを取ってもノーズが沈みにくいため 重心を前にしながら漕げば波がホレあがる前に刺さらないまま 滑り出します。

だったらなぜ 尖らす必要があるの?と聞きたくなりますが乗る波の種類によっては 広いノーズが邪魔になる事もあります。

というのも滑り出した後に ボードは、TOPからBOTTOMに向けて水をかき分けて落ちて行く訳ですが早い波の場合は直進ではなく斜めに角度を付けないと メイク出来ません。

その時にアウトラインが問われることになります。
水流は無視することができないので テイクオフの後 同じ体重配分でターンの体制を作っても 丸いノーズは弾かれながらより下の方に向い 尖っているノーズは 水の抵抗がない分波側に体重を乗せれば 波のハイラインをKEEPすることが簡単に出来るんです。

要するに どれだけ際どい所を攻めたいのか 又は誰よりもゆるい斜面を楽しみたいのかで ノーズからのアウトラインが決まります。

テイクオフからして乗るまでと乗った後の矛盾な関係が なんともややこしいいです。

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さて 次はテールデザイン。

テイクオフが終わり ノーズのアウトラインによって ボトムに下りて行く道が決まったら 今度はターンする訳ですが 基本的にボードを傾けた時 片側だけが水中に入る事になります。 その時に 水流がテールの形に沿って変わってきます。

広くすればするだけ 抵抗もかかるので重く感じますが それだけ波からのパワーをもらいやすくなり スピードが付くのが想像できると思います。 

細くすれば逆でテールは沈めやすくコントロール性に長けているので パワーのある波では面積を減らします。

写真のラウンドテールは、 見た目同様にボトムでもトップでもターンは滑らかで糸を引くようなマニューバーでいい波の時は波と一体化するのに最適。

真ん中の DHM2 ダブルウイングムーンテールは 実は見た目だけでなく その意味もあります。 ウイングを入れる事によってテール幅を急激に細めて コントロール性を出すことの他に このウイングの角がで爪のごとく水面をひっかけてターンのきっかけを作ります。 特にQUADで乗るデザインなので この引っかかりがないと曲がりたいときに曲がれないボードになってしまいます。

最後はおなじみの TWIN FISHですが 最後まで幅広のテールで特大に深いスワローが定番です。
ツインとして乗るのでバックフィンがない訳ですが このボードを大きく傾けた時 最後まで水に触れているのは尖ったスワローの角の部分で フィンがなくてもスピンアウトしないでボードでひっかけて コントロールする訳です。

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とまぁ 今日はこの辺でいいですかね?
言いたいことは アウトラインは飾りではない。
正解はありませんが 自分が波のどの位置で何をしたいのか? もしくは何を優先したいのかで 決まってきます。

今度 PRO達のビデオを見る事があったら どんなボードでどんな動きをしているのか照らし合わせてみて下さい。
彼らは 何でも乗れますが そのボードの特色を生かしたのりかたをしていると思いますよ。

ではでは、 また〜。

MAHALO

Posted at 17時13分   トラックバック ( 0 )

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