Mitsu Surfboard Design

2020年07月31日(金)

Work work work [Blog]

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ハワイでは ロックダウンが解除されてもうだいぶ時間が経ってるけど 観光業は 相変わらず閉鎖状態が続き飛行機もろくに飛ばず ワイキキは今も尚 冬眠中。 

アメリカ国籍だからと言う事で 国内の移動でアメリカ本土から 毎日何千人と言う人が ハワイに来ているようで あまり意味がないみたいだけどね。 

要するに 東京がアメリカ本土で 沖縄がハワイみたいな感じかな。 

私もここ3カ月毎日で歩いて たま〜に風邪っぽいから 多分3回くらい コロナにかかってたかもよ?

いい加減な事は、あんまり言わない方がいい世の中だけどさ。

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とにかく 仕事に戻れない人達でいっぱいな今 サーフボード工場は本当に忙しい。

猫の手も借りたいくらい やることいっぱい。

ここまで聞くと ほとんどの人が、”儲かってるんですね〜” って思うだろうけど それは、違うんです。

仕事がいっぱいあっても 急ぐに急げない職種。
90%以上が カスタムオーダーなので 最初から間違えは許されない。 1本1本違うので パターン化することは出来ない 何も考えずに大量生産は出来ない仕事しかない。

私自身 工場に通う事 早20年になりますが 多分日本とは少し違って ココではすべてが 分業制。

1本のボードを作るのに6〜7人の 専門職人たちが関わってきます。  (ちなみにみんな ガチなSURFERで SHAPEもしてる) その中で シェイパーだけがその原型を自分の思い通りに変える事が出来てるのですが 後の人達は あるべきカタチを崩さずに正確に再現しながら強度や軽さを考慮して仕事をして行きます。

お客さんから求められた色、シェイパーが指定したフィンの角度、巻きの繊細さ 最後のサンディングでのエッジの位置や入れ方など数えきれないほどの要因を抱えながら 取り掛かってからおよそ1週間かかって 完成に近づいてくる。

その間 一瞬 爪が当たっただけでも ボードがダメージを受けて取り返しのつかない不良品になったりする事もしばしばあります。

働いてる人は、 平均してもこの道20〜30年以上ばかりだけど 毎日果てしなくボードを触っているので 事故もあります。 ”え〜プロなのにそんなの あり得ないでしょ?” って思うかもしれないけど 何十年もやってれば起こる時は起こるもんです。

そんな時は、PROとしてやっちまった自分が一番ツライ気持ちなんです。 お客様には申し訳ないけど 長年に渡って職人の彼らを見ていると 情けが入ってしまいます。

実際に 昨日も今日も私のカスタムボードに アクシデントがあって 心臓が止まりそうでしたが 考えてみればその事故率は5%くらい 今まで95%はうまく行ってるんです。  うまく行く事は 決して当たり前じゃないんですよって言いたくなります。

開き直るも良くないですけど本当に避けられない事実と言うか 魔が差す時ってあるもんです。

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おっと! 酒がまわって来て 話の根本がズレてきましたが この工業制手工業じゃなくて 果てしなくアナログな工場制手工業な世界が楽しいです。

今をときめく YOUTUBERさんは、一回の作品で何十万人と言う人が再生して その中でスポンサーの宣伝が出て掛け算的なお仕事ですが 私達は果てしなく1+1+1+1−1=?
と寝てる間に加速すことはない 職種。

どんなに仕事があっても どんなに急いでも簡素化出来ない仕事。 正直ジレンマで 悔しい時もあるけど 実は誰よりも楽しかったりします。

自分にしか出来ない仕事 中国人には出来ない仕事があるから楽しくて 嬉しい。 そして お客さん達とのストーリーのあるつながりも 喜びの一つ。

買う方も売る方も 最初から1対1の期待と不安の関係ではじまって 何か問題あれば 謝ったり弁償したりして100%の責任を取りながらも 少しくらい情けは下さいってこの場を借りて言いたいです。

私も工場もそんなにお金取ってないからね〜。
(最後は 泣き言か?)

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話は 飛ぶけど〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そんな中 ここ最近 20代の有望な若者たちが 私の工場に2人出てきました。

恐らく このコロナ騒ぎでも 私達のようなARA5〜6の長老が 楽しそうに毎日働いているのを見て真似たくなったのでは?

ただ この世界に入るのは最初のハードルが高いんです。
どんな世界でもそうだろうけど PROとして お金をもらえるようになるまでは それなりの技術や知識と経験が必要。 でもそれは 誰でもいつかセロから始めないといけないので いち早く始めたもん勝ち。 練習の場がないのが若者が育たない理由かもしれないけど そこを何とか始めるのが一番大切。

私自身 昔1本しかないボードを 我流でシングル、ツイン 4フィンなどYOUTUBEもない時代に グラスオンで付けては海で試乗してました。 電気工具もなくて 全部 ハンドサンディングは当たり前。 デジカメもなかったから画像もないけど 次の日のサーフィンが楽しみで 誰も私を止める事は出来なかったと思う。

自分だけの 好奇心で何かに没頭している時間が 最も大切。 最後の最後は 学歴や口コミや用意しているお金なんて何にも役に立たないからね。 (持論ですが)

夢中になれる 何かがあればそこから何かが生まれて来る。 名誉やお金やプライドなんか後からついてくるんだから 若者達よ お願いだから 夢中に突っ走ってくれ〜!

ジッとしてるより 走っただけ ゴールは近くなるよ。

走ってるだけでも 楽しいと思うし〜。

熱い若者たちを見ると オジサンも熱くなります。

酔っ払いの つぶやきでした〜。 

Let IT BE


   

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