Mitsu Surfboard Design

2022年06月27日(月)

REAL WOOD WORLD [Blog]

確か12年ほど前だったと思う。 隣の部屋でDICK BREWERさんがバルサのボードを毎日のように シェープしていたこ頃でした。

私も 1本くらい飾りで本当の木のサーフボードをつくてみようと軽い気持ちで始めたのがきっかけでした。

バルサがすでに高かったので 気に詳しいMIKE CASELYさんに材料となる木をお願いして手に入れた木は 軽いハズなのに激重!

最初は9’くらいあったこの木ですが ドンドン短くして薄くしたにもかかわらず いつまでたっても軽くならないので当時アイナハイナに引っ越した家の壁に吊るす予定だったのですがあまりの重さに断念しました。

そしてとにかく硬いので 半日触るだけで カンナを持つ手は痺れてしまい 2日連続では作業不可能。
気力体力を充電しながら やったらシェイプだけで2年近くもかかってしまいました。

エポキシの樹脂でコーティングをし始めたら それまでは見えなかった色と木目が3Dの立体で浮き上がって来てビックリでした。

完成したのが 2011年の後半。 いつかは乗ってみようと思いつつも その後は 人知れず自分の部屋に立てかける事11年。 

とにかく重くて およそ20KG。 厚さは2”足らずですが両手で運ぶのがやっとです。 11年間疑問だったのが 一体これは浮くのかどうか? それくらい重い比重なんです。

で、結果なんとか浮きました。 人が乗ってパドルすると沈み始めますが必死にパドルするとゆっくり浮いてきます。

アライアもやった事のない私なのですが このフィンのないボードで一度でいいから 波に乗ってみたい願望が生まれてパドルアウト。

ハラハラドキドキでしたが 迫りくるパワーポケットにボードをセットして全力パドル。   そしてボードと体全体に当たった白波に押し出されて 板が走り出す。
一瞬気を抜くとボードのテールがスライドしてしまうので 左右細かく動かしながらバランスを取るしかない。
ちなみに 腹ばいがやっとで立ち上がる事はできませんでした。

誰も乗らない小波を3本くらい乗ったら なぜかもう大満足。
不思議な気持ちでした。 

自分にしか分からないこのBOARD STORY。 大袈裟かもしれないけど これはある意味 究極波乗りの原点かもしれない。

昔の人は、こうやって波を楽しんだのかな。 なんて思ふPRICELESSな一日でございました。



Posted at 07時25分   トラックバック ( 0 )

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